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ブータンに対する渡航情報(危険情報)の発出
ブータン南部 (インド・アルナーチャル・プラデーシュ州、アッサム州、
 西ベンガル州との国境付近)

    :「渡航の延期をおすすめします。」(継続)
                                          → 地図

1.概況
(1)インドと国境を接するブータン南部地域では、90年代末以降インド・アッサム
 州での分離独立運動を行っている過激派組織が侵入し、訓練拠点キャンプを
 設営するなどしてきました。これに対し、ブータン政府は、2003年12月中旬に掃
 討のための軍事作戦を行い、治安は基本的に回復しました。しかし、2004年9月
 には、インドとの国境付近のサルパン県で爆弾テロが発生し、2006年1月にはサ
 ムドゥルプ・ジョンカール県で陸軍のパトロール部隊に対する襲撃事件が発生し
 ました。現在もアッサム州内での過激派の活動は活発であることから、その影響
 を受ける可能性も否定できません。

(2)2005年3月、ワンチュク国王が多党制民主主義の確立を目指す憲法草案を発
 表、憲法批准のための国民投票に向けての作業が進む一方、同国王は2005年
 12月17日、王位を皇太子に譲り、議会制民主主義に基づく政府を選ぶための最
 初の国民選挙を2008年に行うと発表しました。その後、国王及び皇太子が国民の
 声をつぶさに聞くための国内巡幸を行うなど、ブータンの国内情勢は基本的に安
 定しています。また、南部を除くブータンのほとんどの地域(首都ティンプー、空港
 のあるパロ等)の治安は概して良好で、凶悪な事件は殆ど発生していません。また
 我が国との関係も良好で、人々は親日的です。
2.地域情勢
(1)ブータン南部(インド・アルナーチャル・プラデーシュ州、アッサム州、
  西ベンガル州との国境付近)

   : 「渡航の延期をおすすめします。」

 (イ)インド・アッサム州で分離独立運動を行っている過激派組織、アッサム解放
   統一戦線(ULFA)やボドランド民族民主戦線(NDFB)などが、90年代末頃から、
   インド軍に追われる形でブータン南部の森林地帯に侵入し、訓練キャンプや
   拠点となるキャンプを設置するようになりました。
    このため、特に1998年以降、ブータン南部を移動するブータン軍やインド・アッ
   サム州からブータン領内に移動中のブータン人が過激派に襲撃される事件が
   発生してきました。
 (ロ)ブータン政府は、これら過激派に対し、国外への退去を要求してきましたが、
   交渉が決裂したため、2003年12月15日以降、ブータン南部において過激派掃
   討のための軍事行動を行い、その結果、掃討作戦はほぼ成功裏に終了し、治
   安は基本的に回復しました。
 (ハ)しかし、2004年9月初旬に、南部のサルパン県ゲレフーの日曜市場で過激派
   によると見られる爆弾テロが発生し、2人が死亡、27人が負傷しました。上記掃
   討作戦一周年に当たる2004年12月には、ブータン政府が、各関係機関及び国
   民に向け、2005年2月までの間、過激派からの報復テロ等に警戒するよう呼び
   かけを行いました(懸念されたテロ事件等の発生はありませんでした)。さらに、
   2006年1月12日、南部のサムドゥルプ・ジョンカール県で、パトロール中の陸軍
   部隊が過激派の襲撃を受け、ガイド役の村民1名が死亡しました。
    2005年8月にはブータン政府はインドに対し、ULFA等の構成員がブータン国
   内に隠れ家を作ることを阻止し、国境付近を厳重に監視していると言明しました。
   しかしながら、ブータン南部と国境を接するインド・アッサム州では、米国により
   テロ組織にも指定されたULFAによるテロ活動が活発であることから、その影響
   が懸念されます。つきましては、これら地域への渡航に関しましては、目的の如
   何を問わず事態が改善されるまでの間、延期することをおすすめします。

(2)上記以外の地域については、2005年2月に「十分注意してください。」の危険情報
  を解除しましたが、最近ではティンプー等で時折傷害事件の発生も報告されており、
  夜間の外出には十分注意してください。また、渡航に際しては引き続き最新の情報
  の入手に努めてください。

3.滞在にあたっての注意
  渡航先の治安情勢について報道等に注意を払うとともに、外務省、在インド日本国
 大使館(ブータンを兼轄しています)、現地関係機関等より最新情報を入手するよう
 努めてください。なお、渡航に際しての注意事項の詳細、主要都市の犯罪傾向につ
 いては「安全対策基礎データ」を御参照ください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
 (イ)ブータンに入国するための国際空港はパロ1つしかなく、フライトも限られていま
   す。旅行者は事前に日程を確定し、入国許可を取得しなければなりません。入国
   許可取得等はブータンへの旅行を取り扱っている日本の旅行会社が代行してい
   ます。手続等詳細については「安全対策基礎データ」を御参照ください。
 (ロ)ブータンは、標高数百メートルから7,000メートル級の山岳地帯まで標高差のあ
   る山脈に位置する国です。このため、道路は山腹を走る曲がりくねった道ばかり
   であり、舗装状態も悪いので交通事故の危険性が高く、また、車で移動する間に
   車酔いなどになる人もいます。首都ティンプーは、標高約2,500メートル程度であり、
   地方に行く際に通る峠は3,000メートル以上の所もありますので、高山病にも十分
   注意が必要です。
 (ハ)ブータンにおける病院は全て公立で、外国人に対しても無料ですが、設備が十
   分でなく、医療水準も決して高いとは言えません。輸血、手術を要するような治療
   は期待できないと考えてください。また、上下水道が整備されていないことから、
   消化器系の伝染病、感染症等に注意が必要で、飲料水にはミネラルウォーター
   を利用するなど、衛生管理に十分注意が必要です。
 (ニ)現在、ブータンでは、「ゾン」(首都及び県庁所在地にある行政機構と僧院が一
   緒になった建物)及び寺院への外国人の立入りは原則として禁止されています。

(2)観光旅行者向けの注意事項
 (イ)ブータンの治安は概して良好で、強盗事件などの凶悪犯罪は多くはありません
   が、空き巣、窃盗事件は散発していますので、パスポートや現金などの貴重品の
   管理には注意してください。また、最近では傷害事件の発生も報告されており、特
   に夜間の外出には十分注意してください。
 (ロ)トレッキングを行う際には、無理な日程を立てない、急に高度を上げない等の高
   山病予防策をとってください。また、万一、症状が改善しない場合には、生命に関
   わる恐れもありますので、直ちに下山してください。ブータンでは、低地への移送
   や手当に時間がかかることがあります。
 (ハ)この他、「安全対策基礎データ」を参照してください。

(3)長期滞在者向けの注意事項
 (イ)ブータンでは最近になって携帯電話が普及し始めましたが、回線容量が少ない
   ため、万一の状況の変化に備え、通信手段の確保(訪問先(村)等の電話のある
   場所を確認するなど)を心掛けてください。
 (ロ)ブータンでは、十分に信頼できる医療設備、医療サービスが期待できないので、
   常備薬を十分に携行し、手術等緊急医療、移送が必要な場合の出国手段につい
   て確認しておくことをおすすめします。
 (ハ)ブータンに3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですので、到
   着後遅滞なく在インド日本国大使館に「在留届」を提出してください。また、住所そ
   の他の届出事項に変更が生じたとき又はブータンを去る(一時的な旅行を除く)と
   きは、必ずその旨を届け出てください。なお、在留届の届出は、郵送、FAXのほか、
   インターネット( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができます。
 (ニ)外出中に暴動など不測の事態が発生した場合には、自宅や職場(旅行者の場
   合はホテル)等安全な場所に行き、事態が沈静するまで待機してください。また、
   可能な限り、早急に在インド日本国大使館に連絡してください。

(4)隣国のインドにも「危険情報」が発出されていますので、特にブータンと国境を接
  するインド北東部諸州の地域情勢等を参照してください。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3679
 ○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/
 ○在インド日本国大使館(在ブータン日本国大使館兼轄)
  住所:50-G, Chanakyapuri, New Delhi, 110021, India
  電話: (91-11) 2687-6564、2687-6581~3
  FAX : (91-11) 2688-5587
  月~金:09:00~18:00
  勤務時間外:上記電話番号と同様
【2006/08/11 09:33 】 | アジア地域の渡航情報 ブータン
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