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イラクに対する渡航情報(危険情報)の発出
●クルド地域を除くイラク全土
    :「 退避を勧告 します。渡航は延期してください。」(継続)
クルド地域(エルビル県、スレイマニア県及びドホーク県)
    :「渡航の延期をお勧めします。」(所属企業等を通じ十分な安全対策
      をとることができない方は、一時退避をお勧めします)(継続)
                                       → 地図

1.概況
(1)2006年5月20日、挙国一致の本格政権が発足し、政治プロセスには一定
  の進展がみられますが、治安回復にはしばらく時間を要すると思われます。
  同年10月の月間平均の攻撃件数は、2003年5月以降、過去最高の水準を
  記録しています。
   また、2006年12月30日のフセイン元大統領の死刑執行により、同元大統
  領支持勢力による報復行為が懸念されます。

(2)これまでのアル・カーイダ関係者によるとみられる声明等の中には、攻撃
  対象として日本に言及したものもみられます。また、イラク各地において同
  国の安定・復興の妨害を狙ったテロや誘拐事件も引き続き懸念されており、
  今後も日本人を含む外国人を標的とする襲撃・誘拐等が発生する危険が
  あります。

(3)イラク治安当局の体制は発展途上にある上、在イラク日本国大使館によ
  る邦人保護業務も治安情勢、通信、移動の制約等から極めて困難な状況
  にあります。
2.地域情勢
(1)クルド地域を除くイラク全土
  :「 退避を勧告 します。渡航は延期してください。」

 (イ)駐留多国籍軍・イラク治安部隊と武装勢力との衝突、米軍を始めとす
   る駐留多国籍軍、イラク政治家、政府幹部などの要人や治安部隊、外
   国人を含む民間人及びこれら関連施設を標的としたテロや誘拐事件が
   多発しています。また、2006年2月22日にイラク中部のサーマッラーで
   シーア派の聖廟が爆破された後、宗派対立が背景にあるとみられる事
   件が多発し、多数の犠牲者が発生しています。
 (ロ)これまでに複数の日本人がテロや誘拐事件に遭遇しています。2003
   年11月にはティクリート近郊で外交官2人が殺害され、2004年4月には
   ファッルージャ近郊でNGO活動家等5人が相次いで拘束され(後に解
   放)、同年5月にはバグダッド郊外でジャーナリスト2人が殺害されまし
   た。また、同年10月には旅行者が拘束・殺害される事件が発生しました。
   さらに、2005年5月8日、民間警備会社に勤務する日本人を含む一行が
   アンバール県ヒート近郊を車列で移動中に、何者かに襲撃される事件
   が発生しています(事件の翌日(9日)付けで、イラクの武装勢力「アン
   サール・アル・スンナ軍」(当時)がウェブサイト上で犯行声明を出してい
   ます)。
 (ハ)依然として、旧政権の残党勢力、国内のイスラム過激派及び国際テ
   ログループ(アル・カーイダ系とみられる関係者を含む)等の武装勢力
   が混在している模様であり、攻撃手法は自動車爆弾(自爆を含む)、仕
   掛け爆弾、ロケット砲、迫撃砲、銃撃等多岐にわたります。
   誘拐事件についても、イラク人・外国人を問わず、これまでにジャーナ
   リスト、企業家、NGO、労働者等、様々な民間人が被害者となる事例が
   多発しています。
    その犯行主体はテロ活動を行う武装勢力に限らず、身代金目的の一
   般犯罪組織の関与も疑われており、各所に内通者がいることも考えら
   れます。仮に警護措置がとられていても、犯人側が複数で警護を圧倒
   し拉致を実行する例があるほか、事務所や住居等屋内に侵入し犯行に
   及ぶといった強硬な手口による事例もあります。
 (ニ)バグダッドにおいては、自爆テロや治安部隊による掃討作戦が日常
   化しています。2006年11月23日にサドル・シティーで連続車両爆破及
   び迫撃砲による砲撃で450人以上が死傷する事件(200人以上が死
   亡)、また、2007年2月3日、3月18日に中心部のサドリーヤ地区で、自
   爆テロによってそれぞれ100人以上が死傷する事件が発生しました。さ
   らに、最近では、4月12日にバグダッド北部のサッラーフィーヤ橋が爆
   破される事件や、警備が最も厳重とされている米軍管理区域のインタ
   ーナショナルゾーン内の国民議会議事堂において自爆テロが発生し、
   多数の死傷者が出ました。
    なお、2月14日からはイラク治安部隊及び多国籍軍が新バグダッド治
   安計画(法の執行計画)を実施しており、検問等で非常に厳重な警戒
   態勢が敷かれています。
 (ホ)最近の外国人に対する誘拐事件としては、2006年1月7日バグダッド
   で米国人ジャーナリスト1人、1月18日バグダッドでケニア人技師2人、
   1月24日バイジ市(サラーハッディーン県)でドイツ人技師2人、1月30日
   米国系非政府組織(NGO)に雇用されているトルクメン人、2月16日南部
   バスラ近郊で清掃会社で働くマケドニア人2人とドイツ人契約業者1人
   (マケドニア人2人はその後解放)、5月16日バクダッドでアラブ首長国
   連邦の外交官(その後解放)、6月3日バクダッドでロシア外交官ら5人が
   襲われ1人が殺害され、4人が何者かに拉致される(その後殺害)、2007
   年2月4日イランの外交官が武装勢力に拉致される、2月6日ドイツ人母
   子が武装勢力に誘拐されるなどの事件が発生しており、依然として外国
   人を標的にした誘拐事件が後を絶ちません。

   つきましては、下記(2)を除くイラク全土に滞在されている全ての日本人
   の方々に対し、十分な警備措置を講じた上で直ちに国外へ退避されるよ
   う改めて勧告します。また、目的の如何を問わずこれら地域への渡航は
   延期してください。

(2)クルド地域(エルビル県、スレイマニア県及びドホーク県)
  :「渡航の延期をお勧めします。」(所属企業等を通じ十分な安全対策
   をとることができない方は、一時退避をお勧めします)

   フセイン政権下において、長年弾圧されてきたクルド人は、湾岸危機を
  契機に自治の動きを強め、特に2003年の同政権崩壊後は、その動きを加
  速化させています。同時にクルド地方政府は、クルド地域に数多くの検問
  所を設け、来訪者の入域を厳しくチェックするなどして、地域内の治安維
  持に意を用いています。ちなみに2005年10月以降、クルド地域では、大規
  模なテロは発生していません。
   しかしながら、同地域では、2005年5月のエルビルにおける警察採用セ
  ンターを狙った自爆テロ(50人死亡)、同年6月のエルビルにおける交通警
  察本部外で発生した自爆テロ(20人死亡)、同年10月のスレイマニヤの政
  府庁舎付近での自動車爆弾2発による自爆テロ(12人死亡)等、過去には
  大規模なテロが発生していること、また、同地域はテロの頻発するイラク
  中部(クルド地域に隣接するタミーム県キルクーク市、ニネヴァ県モース
  ル市も含まれます)に隣接していること、さらにはイラク全体の情勢が流
  動的であることから、どのような目的であれ渡航を延期するようお勧めし
  ます。
   なお、やむを得ず同地域に一時的に渡航される方は、十分な安全対策
  をとるほか、誤ってイラク中部に近づくことのないよう、現地事情に詳しい
  ガイド等を雇用するようにしてください。

3.その他
  イラクに対しては、逐次、スポット情報を発出していますので、同情報も参
 照してください。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
 ○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
 ○在イラク日本国大使館
  電話: (873-761) 213234(衛星回線)
  FAX : (873-761) 213235(衛星回線)

テーマ:渡航情報、危険情報 - ジャンル:海外情報

【2007/05/01 18:35 】 | 中東地域の渡航情報 イラク
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