スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:-- 】 | スポンサー広告
イラク:治安情勢 (2007/05/10)
1.イラクについては、北部のクルド地域(エルビル県、スレイマニア県及びド
 ホーク県)に対し「渡航の延期をお勧めします。」を、それ以外の全土に対し
 「 退避を勧告 します。渡航は延期してください。」( 退避勧告 )を発出する
 とともに、スポット情報において累次にわたり、テロ・誘拐の脅威について注
 意を促しています。イラクではこれまで、治安組織や米軍、民間人等に対す
 る攻撃や外国人誘拐等が相次いで発生しており、また、テロ事件に巻き込
 まれる可能性があるだけではなく、邦人を含む外国人がテロ・誘拐等の直接
 の対象となっていることに十分留意が必要です。
  また、クルド地域は、これまでイラクの他の地域と比して安定していました
 が、5月9日に約100人の死傷者を出す自爆テロ事件が発生しました。現在、
 同地域に対しては 退避勧告 を発出していませんが、テロ事件の頻発する
 イラク中部に隣接していること、またイラク全体の情勢が流動的であることか
 ら、今後も同地域においてテロ事件が発生する可能性は排除できず、これ
 まで以上に注意する必要があります。
2.最近、イラクで発生した主な事件等は、報道によれば以下のとおりです。
 最近の傾向としては、特にバグダッド市内及び周辺において大規模なテロ
 事件が発生しているほか、これまで比較的安全とされてきた多国籍軍管理
 地域(インターナショナルゾーン)への攻撃が増加傾向にあります。
(1)4月26日
 (イ)バグダッド南部のジャディリヤ地区の主要道路で、自動車爆弾が爆発
   し、6人が死亡、18人が負傷しました。
 (ロ)中部ディヤーラ県ハーリスで、イラク軍と警察の合同検問所を狙った
   自動車爆弾による自爆攻撃があり、兵士9人が死亡、民間人5人と兵士
   10人の計15人が負傷しました。

(2)4月27日
 (イ)バグダッド西部で、イラク人外交官1人が武装集団に射殺されました。
 (ロ)北部ニネヴァ県モースルで、警察のパトロール隊を狙った道路脇の
   爆弾が爆発し、民間人1人が死亡しました。

(3)4月28日
 (イ)中部カルバラで、イスラム教シーア派モスク付近の商店街で自動車
   爆弾が爆発し、周囲にいたシーア派の民間人ら68人が死亡、180人が
   負傷しました。
 (ロ)西部アンバール県ヒートで、トラック爆弾を使用した警察署長の自
   宅に対する自爆攻撃があり、警察官とイラク軍兵士9人及び民間人6人
   の計15人が死亡、警察官3人と民間人32人の計35人が負傷しました。
 (ハ)中部ムクダディーヤ付近で、陸軍の制服を着用した武装集団が偽装
   検問所を設置し、民間人7人を拉致しました。

(4)4月29日
 (イ)中部サーマッラー近郊の路上で、武装集団がバクダッド北部から西
   部アンバール県に向かっていた石油輸送車15台に放火した上、運転手
   を拉致しました。
 (ロ)バグダッド西部のハルシヤ地区の検問所で、自動車爆弾による自爆
   テロがあり、内務省特殊部隊員2人と民間人2人の計4人が死亡、同隊員
   5人と民間人5人の計10人が負傷しました。

(5)4月30日
 (イ)中部ディヤーラ県ハーリスのシーア派住民の葬儀会場で、自爆テロ
   が発生し、少なくとも参列者32人が死亡、50人以上が負傷しました。
 (ロ)中部サラーハッディーン県バイジで、この日までに、武装集団が県
   警察司法部門の責任者を拉致しました。

(6)5月1日
 (イ)バグダッド南方のイスカンダリーヤで、武装集団がバグダッドから
   南部ヒッラに向かっていたバスに対して銃撃し、11人が死亡、3人が負
   傷しました。
 (ロ)中部ディヤーラ県ハーリス近郊で、武装集団が携帯電話会社の技師
   2人を拉致し、殺害しました。

(7)5月2日
 (イ)バグダッド南方のマフムーディーヤで、この日までに、武装集団が
   住宅街に対して迫撃砲による攻撃を行い、3人が死亡、20人が負傷しま
   した。
 (ロ)バグダッドの警察署近くの交差点で、自動車爆弾を使用した自爆テ
   ロがあり、少なくとも警察官3人と民間人6人の計9人が死亡、警察官
   5人と民間人29人の計34人が負傷しました。
 (ハ)バグダッドの多国籍軍管理地域(インターナショナルゾーン)に対
   してロケット弾攻撃があり、米国政府請負業者のフィリピン人1人、ネ
   パール人1人及びインド人2人の計4人が死亡しました。

(8)5月3日
 (イ)北部タミーム県キルクークで、この日までに、自動車爆弾の爆発が
   2件発生し、計5人が死亡、55人が負傷しました。
 (ロ)バグダッド西部のジャミア地区で、武装集団が独立系民間ラジオ局
   を襲撃し、職員2人が死亡、5人が負傷しました。

(9)5月4日
 (イ)バグダッド南東部のアミール地区で爆弾が爆発し、パトロール中の
   イラク人警察官5人が死亡、2人が負傷しました。
 (ロ)バグダッド南方のヒッラで、市場付近に駐車中の車両が爆発し、少
   なくとも5人が死亡、36人近くが負傷しました。

(10)5月5日
 (イ)バグダッド西郊のアブー・グレイブで、イラク軍の新兵募集所で自
   爆テロがあり、志願者ら少なくとも15人が死亡、20人以上が負傷しま
   した。
 (ロ)北部バイジで、西部アンバール県でアル・カイーダの容疑者捜索を
   任務とする警察特殊部隊の隊員7人の遺体が発見されました。

(11)5月6日
 (イ)バグダッド西部のバヤア地区の市場で停車中の車両が爆発し、35人
   が死亡、80人が負傷しました。
 (ロ)中部ディヤーラ県で道路脇の爆弾が爆発し、米軍兵士6人とロシア人
   ジャーナリスト1人が死亡、兵士2人が負傷しました。
 (ハ)中部ファッルージャ東方で、武装集団が警察官の結婚披露宴を襲撃
   の上、約40人を拉致し、拉致被害者を含む28人が死亡しました。

(12)5月7日
 (イ)バグダッド北部のラギバハ・カトン地区の幹線道路で、この日まで
   に、車両に乗った武装集団による攻撃で、バグダッド大学の教授1人が
   死亡、その同僚1人が負傷しました。
 (ロ)西部ラマーディー郊外で、爆弾を仕掛けた車両2台が相次いで爆発
   し、計20人が死亡、約40人が負傷しました。

(13)5月8日
 (イ)中部クーファの市場で、爆弾が仕掛けられたミニバスが爆発し、少
   なくとも16人が死亡、70人以上が負傷しました。
 (ロ)中部バークーバ北東のジョラーで、爆弾ベルトを着用した男による
   警察署を狙った自爆テロがあり、2人が死亡、20人が負傷しました。
 (ハ)バグダッドのザファラニヤ地区で、石油の給油所の内部に仕掛けら
   れていた爆弾が爆発し、イラク人2人が死亡、6人が負傷しました。

(14)5月9日
 (イ)北部ラシャドで、武装集団が米国が出資している地元紙の記者が乗
   ったミニバスを待ち伏せ攻撃し、記者4人を殺害しました。
 (ロ)クルド地域の中心都市エルビルに所在するクルド地方政府(KRG)内
   務省の近くでトラック爆弾による自爆テロが発生し、少なくとも19人
   が死亡、80人が負傷しました。

3.誘拐は現在も発生しており、今後もその脅威は高いと考えられます。最
 近でも、外国人を狙った誘拐事件が発生しています。これまでに発生した
 事件の犯行主体は、テロ活動を行う武装勢力に限らず様々です。また、犯
 罪組織の関与も疑われており、各所に内通者がいることも考えられます。
 誘拐を行う動機も一様ではありませんが、犯行がますます計画的かつ巧妙
 になる傾向にあります。例えば、警護があっても人数等で警護を圧倒し拉
 致が実行される例があるほか、武装集団が事務所や住居に侵入した上で
 誘拐する例もあります。

4.
(1)以上のとおり、依然としてテロ・誘拐等が各地で多発していることに十分
  留意し、イラクのうちクルド地域以外の地域に渡航することは、どのような
  目的であれ絶対に見合わせることを、また、クルド地域以外の地域に滞在
  されている方は、最新の情報の入手に努め、十分な警備措置を講じた上
  で直ちに同地域から退避されるよう改めて強く勧告します。

(2)また、クルド地域についても、どのような目的であれ渡航を延期するよう
  お勧めしますが、やむを得ず同地域に一時的に渡航される方は、十分な
  安全対策をとるほか、誤ってイラク中・南部に近づくことのないよう、現地
  事情に詳しいガイドなどを雇用するようにしてください。また、テロの標的
  となりやすい政府関係機関に近づかないようにしてください。さらに、(1)
  で述べたとおり、クルド地域を経由して 退避勧告 地域であるイラク中・
  南部に入ることはどのような目的であれ絶対に見合わせるよう強く勧告し
  ます。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
 ○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2903
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
 ○在イラク日本国大使館
  電話: (873-761) 213234(衛星電話)
  FAX : (873-761) 213235(衛星電話回線)

テーマ:渡航情報、危険情報 - ジャンル:海外情報

【2007/05/10 02:15 】 | 中東地域の渡航情報 イラク
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。