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ハイチに対する渡航情報(危険情報)の発出
全土
    「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
                                     → 地図

1.概況
(1)2006年には、民主的に選出された大統領の就任、国会議員選挙の実
  施、約2年ぶりの国会開会、新内閣の成立及び統一地方選挙の実施等、
  一連の選挙プロセスが概ね平穏に実施され、長年にわたる政情の混乱
  は一応収束しました。しかし、政治的背景のあるグループが扇動する
  デモ、首都圏を中心に武装集団による勢力争いの銃撃戦、資金稼ぎの
  ために外国人を含む民間人の誘拐事件や強盗・強奪事件等が頻発して
  います。
(2)特に、首都ポルトープランスのマルティサン地区では、対立する武装
  集団の抗争が激化し、抗争範囲も拡大傾向にあります。シテ・ソレイユ
  及びその周辺地域では、2006年12月より、国家警察及び国連ハイチ
  安定化ミッション(MINUSTAH)による大規模な武装集団掃討作戦が展
  開され、多数の銃器等が押収されましたが、治安は依然として劣悪な
  状況にあります。
(3)また、ここ数か月、北県及びアルティボニット県で誘拐事件が増加し
  ています。これらの地域では、武装集団の勢力争いによる銃撃戦も報
  じられています。さらに、中央県、西県、南県及びグランダンス県では、
  依然として正体不明の武装集団による殺人等凶悪事件が発生してい
  ます。

2.地域情勢
(1)首都圏(ポルトープランス、ペチョン・ビル及びその周辺地域)
  :「渡航の延期をお勧めします。」

 首都圏では、国家警察及び国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)が
治安維持活動を強化していますが、シテ・ソレイユ、ポルトープランスのグ
ラン・ラヴィン地区、ベレール地区及びソリノ地区等、スラム街を根城とする、
アリスティッド元大統領支持派を中心とする武装組織が、銃器を用いた襲撃
及び誘拐等を行っており、MINUSTAH兵士、警察官及び一般市民等が被害
を受け、多数の死傷者が出ています。
 また、武装組織同士による抗争が継続、拡大しており、シテ・ソレイユ、ポ
ルトープランスのグラン・ラヴィン地区、マルティサン地区、国際空港周辺で
は、重武装した集団による銃撃戦が度々発生しており、女性や子供を含む
多くの一般人が巻き込まれています。
 さらに、政治的背景のない正体不明の武装集団による無差別的な誘拐、
強盗殺人等の凶悪事件が多発しています。誘拐事件については、通学途中
の児童をターゲットとする犯罪が2006年11月及び12月には激増しました。
それにあわせて、外国人を含む一般市民の誘拐被害も増加しました。12月
中旬以降、国家警察とMINUSTAHの合同作戦で大規模な武装集団掃討作
戦が展開され、多くの武装集団構成員を逮捕し、多くの武器を回収しました。
このため、クリスマス以降は誘拐事件が減少傾向にありますが、引き続き
注意が必要です。

<武装集団による主な事件等>
・12月19日、ポルトープランスのマルティサン地区にて、武装集団の抗争
により5人が死亡。多くの民家が放火される。
・12月20日、ポルトープランスのマルティサン地区において、武装集団抗
争が海岸沿いのスラム街シテ・エテルネールまで拡大。
・12月20日、ポルトープランスのデルマ37地区で、誘拐容疑者を警察官が
連行しようとした際、住民が引き渡しを要求し、警察及びMINUSTAHと衝突。
その後、住民による大規模な反MINUSTAHデモがデルマ通りで発生。
MINUSTAH車輌1台に放火。
・12月20日、国家警察特殊部隊(CIMO)が空港通りをパトロール中、武装
集団に襲撃され1人が銃殺。
・12月21日、シテ・ソレイユにて、故障したMINUSTAH装甲車の復旧作業を
行っていた隊員を、武装集団が襲撃。装甲車よりM-50突撃銃と大口径の銃
を奪う。(その後の掃討作戦でM-50を発見、回収した)

 首都圏においては、誘拐等を含めた凶悪犯罪が多数発生していますので、
同地域への渡航は、目的の如何を問わず、延期するよう強くお勧めします。


(2)西県(首都圏については上記2.(1)参照)、南東県、南県、グランダンス県
  :「渡航の延期をお勧めします。」

 首都圏以外での西県は、ポルトープランス近郊のカルフールで武装集団
による凶悪犯罪が多発しています。また、武装集団の活動は、今まで比較
的安定していた南東部地区にも拡大しつつあり、国家警察及びMINUSTAHが
治安維持活動を行っていますが、治安の回復には至っていません。
 加えて、これらの地域では、誘拐及び強盗等の犯罪が依然として多数発
生しています。

<武装集団等による主な事件>
・10月18日、トマゾー(西県)の警察本部に拘置されていた容疑者が逃亡
を図り、射殺された。これに抗議した住民が警察所を攻撃。
・10月28日、ぺルニエル(西県)で、麻薬売買に携わった者が何者かに銃
撃され死亡。
・11月8日、プチゴアーブ(西県)で、店員が鉈で武装した2人に襲撃され、死亡。
・11月20日、ジェレミー(グランダンス県)の武装集団と国家警察による銃撃
戦が発生。武装集団構成員1名が死亡。
・11月20日~26日、レカイユ(南県)、8歳の子供を含む15~20名が強姦被害。
・12月5日、クロワ・デ・ブケ(西県)、国家警察が、首都圏での多くの誘拐を実
行した武装集団のリーダーを逮捕。

 同地域では犯罪が多数発生していますので、同地域への渡航は、目的の
如何を問わず、延期するよう強くお勧めします。

(3)アルティボニット県、中央県、北西県、北県及び北東県
  :「渡航の延期をお勧めします。」

 アルティボニット県、中央県、北西県、北県及び北東県では、国家警察及び
MINUSTAHが治安維持活動を行っていますが、依然として正体不明の武装
集団等による凶悪犯罪が多発しています。また、武装集団同士の抗争も継続
し、勢力争いによる銃撃戦や警察機関への襲撃、道路上での不法検問等に
よる金品強奪等も報じられています。

<武装集団等による主な事件>
・10月28日、ゴナイーブ(アルティボニット県)において2002年8月にゴナ
イーブ刑務所を破壊し脱獄した首謀者率いる武装集団と地元武装集団との
勢力争いによる銃撃戦が発生。
・11月12日、カップアイシャンでラバラス党支持者が、市内数か所にタイ
ヤを燃やす等してバリケードを作り、車輌の通行を妨害。これに併せたデ
モで、投石により、数人が負傷。
・11月18日、カップアイシャンで、数千人の市民によるMINUSTAH撤退要求
デモが発生。
・12月3日、リモナド(北県)で、投票所にいた社会民主主義連合会の国会
議員が銃殺された。同日、武装集団が国会議員2人(共に北県選出)が乗車
した車を襲撃し誘拐、投票所に放火。
・12月7日、ジャン・ラベル(北県)、国民和解独立運動党(MIRN)の議員
と連合党の対立に巻き込まれた近隣の住民が、家を燃やされ、5人が重傷。

 カップアイシャン(北県)、ゴナイーブ(アルティボニット県)等の地
域では、誘拐事件が多数発生しているほか、武装集団の勢力争いによる銃
撃戦も報じられています。これらの地域を含む同地域への渡航は、目的の
如何を問わず、延期することを強くお勧めします。

3.滞在に当たっての注意
 上記のとおりハイチの治安情勢は非常に厳しく、特に観光等の不要不急
の渡航や、国内全地域における移動、また陸路による国境の移動は極めて
危険なため、厳に差し控えるようお勧めします。このような治安情勢にも
かかわらず、やむを得ない事情で同国に渡航・滞在される方は、身辺警護
員を付けるようお勧めします。

(1)短期滞在者向け注意事項

 上記情勢のとおり、ハイチへの渡航・滞在は、目的の如何を問わず、延
期するよう強くお勧めします。やむを得ない理由により同国に渡航・滞在
する場合は、不測の事態に巻き込まれることのないよう最新の治安情報の
入手に努めるとともに、不要不急及び単独での外出は極力控え、自らの安
全確保に十分注意するよう心掛けてください。

 (イ)現在ハイチの治安は微妙なバランスの上に成り立っています。や
   むを得ない理由で長期、短期にかかわらず同国に渡航・滞在する際
   には、入国次第、緊急連絡先を必ず在ハイチ日本国大使館に連絡す
   るようお願いします。

 (ロ)ハイチにおいては、度重なる政情不安、極度の貧困等に起因する
   治安の悪化は上記のとおり深刻です。やむを得ない理由でハイチに
   渡航・滞在する場合は、必ずハイチ渡航前に十分な警備対策が講じ
   られている宿泊施設や交通手段を確保するとともに身辺警護員を付
   けるようお勧めします(同国到着後の宿泊施設等の確保は非常に困
   難です)。

 (ハ)空港では外国人渡航者を狙った犯罪が多いので、現地に知人等が
   いる方は空港送迎を依頼してください。また、タクシー(空港指定業者
   を含む)の台数そのものが少ない上、法外な金額を要求してきたり、
   交渉後に別途料金を請求してくる場合も見受けられ、また車輌の安全
   性にも問題がありますので、タクシーの利用はお勧めできません。

 (ニ)強盗・誘拐・殺人等の凶悪事件が日常化していますので十分注意
   してください。特に誘拐事件は手口が多様化しており、ターゲット
   も富裕層のハイチ人に限らず、あらゆる階層のハイチ人及び外国人
   にまで拡大しています。また、時間帯を問わず昼夜関係なく発生し
   ていることから、不要不急及び単独での外出は控える、犯罪の温床
   といわれているスラム街には絶対近寄らない、日中であっても徒歩
   による移動は避ける、移動に際し警備員を付ける等、自らの安全確
   保に十分注意するよう心掛けてください。誘拐から自分自身と家族
   の安全を守る心構えとして、「目立たない」、「用心を怠らない」、
   「行動を予知されない」の三原則を念頭に、日常における予防を忘
   れないでください。また、「移動時間や経路を変更する」、「外出
   や帰宅時に、不審者や不審車両が見あたらないかチェックする」等
   の注意が必要です。(詳細はホームページ:
   http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph_04.html を参照してく
   ださい。)また、両替所や銀行への立ち寄り後に強盗事件が多発し
   ていますので、注意が必要です。

 (ホ)スラム街は犯罪の温床といわれており、一般のハイチ人でさえ避
   ける場所ですので、絶対に近寄らないよう注意してください。特に
   首都ポルトープランスのシャンドマルス広場から港方面の平地部(ベ
   ルエール地区を含む)デルマ(特に、デルマ通り20番より下の低番
   地エリア)及びシテ・ソレイユ周辺は、武装集団の本拠地に近く、
   凶悪事件等の発生率が特に高い地域です。

 (へ)日中であっても、徒歩による移動は誘拐等の犯罪に巻き込まれる
   危険が高いので、避けてください。また、夜間は事件が特に多発し
   ていますので、車両であっても外出は絶対に控えてください。

 (ト)外出中に不測の事態が起きた場合は、速やかにホテルに戻り、事
   態が収まるまで待機し、在ハイチ日本国大使館と連絡を取り合うよ
   うにしてください。ホテルに戻れない場合には、近くのMINUSTAH兵
   又は警察官に助けを求めるようにしてください。

(2)長期滞在者向けの注意事項
 (イ)90日以内の一般観光旅行は査証取得の必要はありませんが、目的、
   期間に応じて滞在許可の取得、更新が必要となりますので、自身の
   目的に応じた手続きについてあらかじめ調査しておくことが必要です。

 (ロ)不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の治安情報の入
   手に努めるとともに、不要不急及び単独での外出は控え、自らの安
   全確保に十分注意するよう心がけてください。

 (ハ)住居を選ぶ際には、周囲の治安状況、建物の警備状況、電気及び
   水の供給状況をよく検討してください。ホテルに滞在する場合も、
   常時武装警備員が配置されている等、警備レベルの高いホテルを選
   んでください。

 (ニ)不測の事態に備え、食料、飲料水を備蓄しておくとともに、パス
   ポート、貴重品、衣類等をいつでも持ち出せるように準備しておき、
   さらに退避手段についても常時確認しておいてください。

 (ホ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡等に必要ですの
   で、到着後遅滞なく在ハイチ日本国大使館に「在留届」を提出して
   ください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はハ
   イチを去る(一時的な旅行を除く。)ときは、必ずその旨を届け出てく
   ださい。なお、在留届の届出は、郵送、FAXのほか、インターネット
   (http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができます。

(問い合わせ先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3496
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
 住所:東京都千代田区霞ヶ関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2903
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/
○在ハイチ日本国大使館
 住所:Villa Bella Vista No.2, Impasse Tulipe-Desprez,
    Port-au-Prince, Haiti (P.O.Box 2512)
 電話:(509)245-3333、245-5875
 FAX:(509)245-8834

テーマ:渡航情報、危険情報 - ジャンル:海外情報

【2007/02/07 03:02 】 | 中南米地域の渡航情報 ハイチ
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