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グルジアに対する渡航情報(危険情報)の発出
アブハジア自治共和国、南オセチア及びロシア南部のチェチェン共和国
  とダゲスタン共和国に接する国境周辺地域(パンキシ渓谷付近を含む)

    :「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
●上記を除くグルジア全域(首都トビリシを含む)
    :「十分注意してください。」(継続)
                                      → 地図

1.概況
  2004年1月のサーカシヴィリ大統領就任以降、政府は、国内問題の解決
 に力を入れており、アジャリア自治共和国での地域紛争の解決等、一定の
 成果がみられます。一方、アブハジア及び南オセチアにおける民族紛争は
 いまだ解決の見通しが立っていません。
  さらに、チェチェン情勢の影響を受け、チェチェンから武装勢力及び難民
 がグルジアの一部の地域に流入し、国内の治安に悪影響を与えています。
  首都トビリシ等その他の地域においても、日本人を含めた外国人を狙っ
 た一般犯罪が多発しています。

2.地域情勢
(1)アブハジア自治共和国
  :「渡航の延期をお勧めします。」

   アブハジア自治共和国は、グルジアからの分離・独立を求めて政府と
  紛争関係にあり、解決の見通しは立っていません。同自治共和国におい
  ては、グルジア政府が治安を十分に確保できない状況にあります。
   同自治共和国においては、2005年1月の「大統領」選挙によりバガプシ
  氏が当選しましたが、2005年2月と年4月には2度の「首相」暗殺未遂事件
  が発生するなど、政権の安定性についてはいまだ不透明な部分がありま
  す。
   また、治安状況はアブハジア東部を中心に悪化しており、ロシア人や
  ドイツ人観光客に対する強盗事件が発生しているほか、グルジア人居住
  区では、アブハジア人との対立が激しくなっています。特に最近ではグ
  ルジア人が多く居住する同自治共和国内のガリ地区において、アブハジ
  アの警察による住民の人権侵害が増えています。同地区に居住するグル
  ジア系住民はグルジア領内に農産物を販売するためにガリ地区から移動
  したグルジア系農民17人について、移動禁止を理由に逮捕したり、グル
  ジア人を取調べ中に死亡させた旨の報道もあります。
   同自治共和国内では、2005年9月24日に独立国家共同体(CIS)平和維
  持軍要員が誘拐され身代金を要求される事件が発生したほか、これまで
  にグルジア国連監視団員の射殺事件、同誘拐事件、CIS平和維持軍要員
  の射殺事件等が発生しています。
   最近発生した事件は、以下のとおりです。(これらの事件は、ガリ地区に
  居住するグルジア系住民とアブハジア人の対立に端を発したものとみら
  れています。)

   ・2006年12月、ガリ地区の道路において地雷が爆発し、付近を走行中
    の車両に乗車していた警察官を含めた数人が死亡。ガリ地区の警察
    署長が銃で殺害。
   ・2007年1月、アブハジアと隣接するズグディディ地区の警察施設が、
    ガリ地区に根拠を置く武装集団による銃撃を受け、グルジア人警察
    官1人が死亡、1人が負傷。
   ・2007年3月、ズグディディ地区において、アブハジアで開催される議
    会選挙の実施に反対の抗議行動中、アブハジア側から銃撃され、抗
    議行動参加者の一部が拉致。

   また2007年2月1日、グルジア民放テレビは、アブハジアにおいて鳥イ
  ンフルエンザが発生した旨報道しましたが、アブハジア側は、そのよう
  な事実はないと否定しています。いまだ詳細は判明していませんが、鳥
  インフルエンザに対する十分な注意と安全対策が必要です。
   2007年5月、グルジアからアルメニアに陸路で出国しようとした邦人旅
  行者が、グルジア当局に不法入国者として逮捕拘禁されました。この旅
  行者は、ロシアから陸路でアブハジアに入り、その後アブハジアからグ
  ルジアに入国しましたが、その際、正規の入国ポイントを通過しなかっ
  たため、入国印が押されず、グルジアを出国する際、不法入国の疑いで
  逮捕されたものです。
   つきましては、アブハジア自治共和国への渡航(通過を含む)に関し
  ては、紛争が生じた場合、これに巻き込まれる可能性が高い上、被害に
  遭った場合、グルジア政府が十分な救済措置を講じることができない状
  況にありますので、どのような目的であれ、情勢が安定するまでの間、
  延期するようお勧めします。

(2)南オセチア
  :「渡航の延期をお勧めします。」

   南オセチアは、グルジアから分離し、北オセチア共和国(ロシア連邦
  構成主体)と統合することを求めて、グルジア政府と対立しています。
  サーカシヴィリ大統領が南オセチア問題の解決に意欲を示している一
  方、政府軍と南オセチア武装勢力による発砲事件が頻発し、死傷者が
  出る等、緊張が高まっています。
   主な事件は以下のとおりです。

   ・2006年2月にツヒンバリ近郊で発生した交通事故を契機としてグルジ
    アと南オセチアとの間で軍事的緊張が高まった。
   ・2006年5月、紛争地域内において、41人のオセット人が、グルジア査
    証がないことを理由にグルジア側に逮捕される一方、数人のグルジ
    ア人が同地域の武装集団により拘束された。
   ・2006年8月、グルジア及び南オセチア双方が境界付近において活発な
    軍事訓練を実施し、緊張が高まったため、グルジア側はツヒンバリ
    市において道路を閉鎖する強硬措置を採った。
   ・同月、紛争地域内のプロネ渓谷においてグルジア側の警察官4人が、
    白昼、マスクを着用した何者かに軽機関銃で銃撃され負傷。
   ・2006年9月、グルジア国防大臣が搭乗するヘリコプターが紛争地域に
    おいて南オセチア側の攻撃を受け緊急着陸。
   ・同月、グルジア側の警察官3人が紛争地域において、武装集団の銃撃
    を受け死傷。
   ・2007年1月、グルジア系の村において、合同平和維持軍の隊員2人が
    地雷の爆発によって負傷。
   ・2007年2月には、グルジア系のニコジ村出身の武装集団が首都ツヒン
    バリに向け砲撃や自動小銃による攻撃を行い、南オセチアの警察官
    1人が負傷。

   特に南オセチアのツヒンバリ(TSKHINVALI)、コルニシ(KORNISI)、エレ
  デビ(EREDVI)では毎晩のように銃撃戦による小競り合いが発生していま
  す。
   このように南オセチアの問題は緊張しており、今後、グルジア及び南オ
  セチア双方の対応次第では不測の事態が発生する可能性もあります。
   また、南オセチアでは、紛争だけでなく、特にロシアとの国境付近にお
  ける一般犯罪の発生も報告されています。現地で犯罪等の被害に遭っ
  た場合、グルジア政府が十分な救済措置を講じることができない状況に
  あります。
   つきましては、南オセチアへの渡航に関しては、どのような目的であれ、
  情勢が安定するまでの間、延期するようお勧めします。

(3)ロシア南部のチェチェン共和国とダゲスタン共和国に接する国境周辺
  地域(パンキシ渓谷付近を含む)

  :「渡航の延期をお勧めします。」

   ロシア南部のチェチェン共和国及びダゲスタン共和国の治安情勢は引
  き続き不安定です。これに伴い、チェチェン人武装勢力が、グルジアか
  ら陸路で両共和国内へ兵員・武器等を補給しているとの報道がなされて
  いるほか、チェチェン共和国及びダゲスタン共和国からグルジアへは難
  民も流入しています。特に、パンキシ渓谷には、チェチェン人武装勢力
  とともにイスラム系の外国人武装勢力の存在が指摘されており、これに
  対して、グルジア治安当局は、武装勢力等の掃討作戦を行う等、治安安
  定に努めています。
   つきましては、チェチェン共和国及びダゲスタン共和国に接する国境
  周辺地域(パンキシ渓谷付近を含む)への渡航に関しては、不測の事態
  に巻き込まれる危険性が高い上、被害に遭った場合、グルジア政府が十
  分な救済措置を講じることができない状況にありますので、どのような
  目的であれ、情勢が安定するまでの間、延期するようお勧めします。

(4)上記を除くグルジア全域(首都トビリシを含む)
  :「十分注意してください。」

 (イ)グルジアでは、2005年2月1日にトビリシから西方約90キロにある都
   市ゴリにおいて警察署の前に駐車されていた自動車が爆発し、死傷者
   が出るテロ事件が発生しました。テロの標的となった警察署は、南オ
   セチアとの国境を管轄しています。
    2006年5月、トビリシのディブデ・ティグレトスキィ地区の警察署へ
   2人組の男等が押し入り、機関銃を発砲する事件が発生し、警察官1人
   が重傷を負いました。
 (ロ)グルジアは、2005年6月15日から、日本、米国、カナダ、EU等の国民
   に対し査証免除措置(90日以内の短期滞在)を始めました。この査証
   免除措置以降、外国人観光客は増加しており、外国人に対する犯罪も
   増加しています。
    2004年1月には英国人男性が強盗に襲われ、車と現金を奪われる事件
   が発生し、同4月にはロシア人将校を狙ったテロ事件が発生しました。
    邦人については、以下の事件の発生が報告されています。

   ・2004年6月、グルジアを旅行中の女性がパスポートを盗まれた。
   ・同年8月、女性旅行者がひったくりに遭った。また、男性旅行者が路
    上で親しくなったグルジア人に睡眠薬を飲まされ現金とカメラを強
    奪された。
   ・同年12月、男性旅行者がトビリシ駅においてスリ被害に遭った。
   ・2005年7月、男性旅行者が路上で親しくなったグルジア人に観光案内
    をすると誘われ、観光案内を依頼したところ、夕暮れになったとこ
    ろで人気のない路地裏に連れて行かれ、頭部を石で殴打され、軽傷
    を負った。
   ・2006年1月、男性旅行者が公衆浴場で入浴中、衣類から財布等を盗ま
    れた。
   ・同年5月、男性2人がトビリシ市内の路上で、昼間親しげに何度も声
    をかけて来た若い男2人に、夜間再び偶然を装って声を掛けられ、道
    を案内すると暗がりに連れ込まれ、いきなり顔面を殴打され、刃物
    で刺され、所持品を強奪された。
   ・2007年2月、男性旅行者が、トビリシ市内のカフェにおいて知り合っ
    た若い男2人に、道を案内する等と誘われて路地に連れて行かれ、い
    きなりナイフを出された上、地面に押さえ込まれ、衣服をナイフで
    切られて財布を強奪された。
   ・同年3月、男性旅行者が、深夜トビリシ市内のカフェを出たところ、
    2人組の男に声を掛けられ、顔面を殴打され、所持していたパスポー
    ト、現金等を盗まれた。
   ・同年5月、男性旅行者がトビリシ旧市街サネバ聖堂付近で、昼間、
    4人組の男に声をかけられ、人気のない場所で顔面を殴打された上、
    パスポートや現金などを強奪された。

    外国人が特に狙われやすい地域は、ショータ・ルスタベリ通り、ア
   クフヴ・エディアニ通り、トビリシ駅前のピロスマニ通り、メテヒ教
   会付近のゴルガサリ広場付近です。

 (ハ)グルジアでは2月にトルコと国境を接するアジャリア自治共和国にお
   いて大量に死んだ家禽から鳥インフルエンザ・ウイルスが発見されま
   した。いまだヒトへの感染は確認されていませんが、鳥料理の提供を
   中止したレストランもあります。鳥を扱うバザールに近づいたり死ん
   だ野鳥・家禽に触れることがないよう十分な注意が必要です。トビリ
   シでは国立感染症病院においてインフルエンザ治療薬「タミフル」の
   処方が可能ですので、グルジア滞在中に体調に変化が見られた方は、
   早めに受診してください。
 (ニ)欧州において新聞等にイスラム教預言者ムハンマドの風刺画が掲載
   された問題について、グルジア国内においても抗議行動が行われまし
   た。グルジア国内においてもイスラム教を信仰する人々がいますの
   で、言動等には十分な注意が必要です。
 (ホ)2006年9月上旬、グルジア当局は、クーデターを計画していたとして
   野党正義党の関係者29人を逮捕しています。
 (ヘ)2006年9月下旬、グルジア当局により諜報容疑でロシア軍将校4人が
   グルジア国内において逮捕されました。その後グルジア当局は、トビ
   リシにある南コーカサス駐留ロシア軍司令部を警察官により包囲し、
   同本部内に滞在していると認められるもう1人のロシア軍将校にも諜報
   活動容疑があるとして、その引渡しを求めました(注:これら将校
   は、10月2日に解放されました)。
    これに対しロシア側は、ロシアとグルジアの関係が緊張状態に入っ
   たとして、在グルジア・ロシア大使の召還と一部の政府機関員等のグ
   ルジア国外への避難を決定しました。ロシア側は自国民にグルジアへ
   の渡航を控えるよう呼びかけており、グルジア人に対しては、ロシア
   への入国査証発給を停止し、グルジアとの間の陸海空輸送と郵便を一
   時中断しています。
 (ト)2007年1月、グルジア当局は、核兵器用ウランの密売を行おうとした
   ロシア人がトビリシにおいて逮捕されており、禁固8年の刑が確定した
   と発表しています。このロシア人は、2005年から2006年の間におい
   て、ウラン密売に関わったグルジア人3人とともに身柄を拘束されてい
   た模様です。
   上記のとおりグルジアは、国内に地域紛争を抱えているうえ、ロシア
  との関係が緊張しています。つきましては、グルジアへの渡航を計画さ
  れる場合には、最新情報を入手するとともに、十分に信頼できる旅行エ
  ージェント、旅行ガイドを選び、それらが如何なる安全対策を採ってい
  るかを確認してください。

3.滞在に当たっての注意
  滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにして
 ください。また、外務省、在アゼルバイジャン日本国大使館(グルジアを
 兼轄)、現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めてください。

(1)渡航者全般向けの注意
 (イ)近年、日本人を含む外国人を狙った窃盗・強盗事件が発生していま
   す。夜間の外出や人気のない場所を一人で歩く際には、十分な注意が
   必要です。さらに、首都トビリシ市を離れ、地方に渡航される方は、
   渡航先の治安情報に関し、警察等関係機関より最新情報を入手するよ
   う努めてください。旅行エージェント等を利用される場合は、悪質な
   業者もいますので、十分信頼できるエージェント又は旅行ガイドを慎
   重に選ぶようお勧めします。
 (ロ)軍・警察等テロの標的となり得る施設には不用意に近づかないよう
   にしてください。

(2)長期滞在者向けの注意事項
 (イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですの
   で、到着後遅滞なく在アゼルバイジャン大使館に「在留届」を提出し
   てください。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はグ
   ルジアを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出て
   ください。なお、在留届の届出は、郵送、FAXのほか、インターネット
   ( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができます。
 (ロ)住居は、居住地域の治安、建物の構造等に留意して選定するととも
   に、窓、扉、施錠等に十分な防犯措置を施すようお勧めします。
 (ハ)日常生活では、身の周りの安全に十分御注意ください。また、可能
   な限り夜間の外出は控える等、犯罪に巻き込まれることのないよう注
   意してください。
 (ニ)不測の事態が起きた場合には、自宅、職場、ホテル等の安全な場所
   で、事態が鎮まるまで待機してください。また、不測の事態に備え
   て、食料、飲料水を備蓄するとともに、パスポート、貴重品及び衣類
   等をいつでも持ち出せるように準備し、退避手段についても常時確認
   しておいてください。不測の事態が発生した場合は、在アゼルバイジ
   ャン日本国大使館(グルジアを兼轄)に連絡してください。
 (ホ)正確な情報を入手するように努め、根拠のない噂に惑わされて動揺
   することのないようにしてください。

4.なお、隣国のロシア、アルメニア、アゼルバイジャン、トルコには、各々
 「危険情報」が発出されていますので御留意ください。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
 ○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
 ○在アゼルバイジャン日本国大使館
  住所:Hyatt Tower III ,6th Floor,Izmir Str. 1033, az1065 Baku,
     Azerbaijan
  電話: (994-12) 4907818、4907819
  FAX : (994-12) 4907817、4907820

テーマ:渡航情報、危険情報 - ジャンル:海外情報

【2007/05/24 18:45 】 | 旧ソ連邦地域の渡航情報 グルジア
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