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ラオスに対する渡航情報(危険情報)の発出
国道13号線(バンビエン~シェングンまでの区間)及びその周辺地域
 (バンビエンを除く)、シェンクワン県タートーム郡及びビエンチャン県
 サイソンブン郡(旧サイソンブン特別区)、シェンクワン県クーン郡及び
 その周辺地域、国道7号線(プークーン~ポンサワンまでの区間)及び
 その周辺(ポンサワンを除く)、フアパン県サムヌア周辺地域(サムヌアを除く)

    :「渡航の是非を検討してください。」(継続)
●首都ビエンチャン、ポンサワン、サムヌアを含むその他の地域
    :「十分注意してください。」(継続)
                                    → 地図

1.概況
(1)ラオスにおいては、2007年2月以降、国道13号線上やその付近において、
  反政府勢力とみられるグループと政府軍との間で戦闘が発生したとの情
  報があります。また、通行中のトラックが銃撃を受け、運転手が死亡する
  事件が発生したとの情報もあります。今後も同種事件が発生する可能性
  は排除できませんので、渡航に際しては十分な注意が必要です。

(2)また、シェンクワン県タートーム郡及びビエンチャン県サイソンブン郡(旧
  サイソンブン特別区)、シェンクワン県クーン郡及びフアパン県サムヌア周
  辺地域では、反政府武装勢力が活動している模様で、過去、同勢力による
  とみられる襲撃事件が発生しています。これまで武装勢力の取締りや鎮圧
  に成功したとの報告はなく、不用意にこれらの地域を訪れた場合、不測の
  事態に巻き込まれる可能性は排除できません。

(3)首都ビエンチャンを含む全国各地においても、バスターミナル、バス等を
  狙った爆発・襲撃事件が過去に発生しているほか、首都ビエンチャンを中
  心に置き引き、侵入盗、ひったくりが多発し、日本人も被害に巻き込まれ
  ています。
2.地域情勢
(1)国道13号線(バンビエン~シェングンまでの区間)及びその周辺地域
  (バンビエンを除く)
  :「渡航の是非を検討してください。」

 (イ)2007年2月、国道13号線北のパクポー地点において、反政府集団とみ
   られるグループと政府軍との間で戦闘が発生したとの情報があります。
   また、同3月以降、ビエンチャンからバンビエンに向かう国道13号線のホ
   アイモーからサイソンブン方面へ約39キロ入った地点やバンビエン近郊
   の国道13号線北のパータオ村地点において、通行中のトラックが銃撃を
   受け、運転手が死傷する事件が発生したとの情報があります。さらに、
   国道13号線カシーとプークーン間において武装勢力と政府軍との間で銃
   撃線が続発しているとの情報があります。
 (ロ)これら襲撃事件等の背景は明らかではありませんが、単なる強盗では
   なく、反政府集団によるテロ活動との見方もあり、犯行グループが逮捕さ
   れたとの情報もないことから、今後も同種の事件が発生する可能性は排
   除できません。

   つきましては、これらの地域に渡航・滞在される方は、渡航の是非を含め
  自らの安全につき真剣に検討され、渡航・滞在される場合には、安全確保
  のため十分準備されることをお勧めします。

(2)シェンクワン県タートーム郡及びビエンチャン県サイソンブン郡
  (旧サイソンブン特別区)
  :「渡航の是非を検討してください。」

 (イ)旧サイソンブン特別区に当たる地域においては、反政府武装勢力が
   存在していると言われています。過去には同地域内のビア山周辺で襲
   撃事件が多発し、多数の死傷者を出しました。また、同地域から国道
   13号線へ向かっていた路線バスが襲撃を受け、多数の死傷者が出た
   事件が発生しています。
 (ロ)同特別区は、2006年1月に廃止されるまで軍が実質的な統治をしてい
   たことにもみられるように、必ずしも治安が安定しているとは言えません。
   特に、北部山岳地帯については、引き続き不測の事態に遭遇する可能
  性は排除できません。

   つきましては、同地域に渡航・滞在される方は、渡航の是非を含め自ら
  の安全につき真剣に検討され、渡航・滞在される場合には、安全確保の
  ため十分準備されることをお勧めします。

(3)シェンクワン県クーン郡及びその周辺地域
  :「渡航の是非を検討してください。」

 (イ)シェンクワン県クーン郡及びその周辺地域においては、過去に村の
   焼き討ち事件が発生する等、乾季を中心に、反政府武装勢力によるも
   のとされる襲撃事件が発生しています。これらの事件は外国人を標的
   とした事件ではありませんが、今後、同勢力が現政府の信用を失墜さ
   せることを目的に、外国人に対し危害を加えることも考えられます。
 (ロ)同地域では、2005年6月、米国人が少数民族と接触した結果、ラオス
   政府の少数民族政策への干渉・妨害をしたとして治安当局に一時身柄
   を拘束され、その後国外退去処分を受ける事件が発生しました。また、
   2003年6月にも少数民族と行動を共にしていた欧米人ジャーナリスト、
   カメラマンらが当局に拘束され、国外退去処分を受けています。

   つきましては、同地域に渡航・滞在される方は、渡航の是非を含め自
  らの安全につき真剣に検討され、渡航・滞在される場合には、山岳地帯
  への立入りは避けるなど安全確保のため十分準備されることをお勧めし
  ます。

(4)国道7号線(プークーン~ポンサワンまでの区間)及びその周辺地域
  (ポンサワンを除く)
  :「渡航の是非を検討してください。」

 (イ)国道7号線のプークーン~ポンサワンまでの区間は、旧サイソンブン
   特別区に近く、過去には、この周辺でラオス空軍のヘリコプターが地
   上から狙撃される事件が発生しています。また、プークーンの警察施
   設に対する襲撃事件や国道7号線を走行中の車両に対する銃撃事件
   が発生したとの報告があります。

   つきましては、同国道のプークーン~ポンサワンまでの区間及びその
  周辺地域に渡航・滞在される方は、渡航の是非を含め自らの安全につき
  真剣に検討され、渡航・滞在される場合には、安全確保のため十分準備
  されることをお勧めします。

(5)フアパン県サムヌア周辺地域(サムヌアを除く)
  :「渡航の是非を検討してください。」

 (イ)同地域では、過去に軍の武器庫及び路線バスが襲撃され、バスの乗
   客や犯人グループが死亡するという事件が発生しました。同事件は、
   反政府武装勢力による犯行である可能性が極めて高いと言われていま
   す。
 (ロ)また、ベトナム国境に近いパーティー山付近で、軍・警察当局と地元少
   数民族との間で銃撃戦が発生し、双方に数人の死傷者が出た模様です。

   つきましては、同地域に渡航・滞在される方は、渡航の是非を含め自ら
  の安全につき真剣に検討され、渡航・滞在される場合には、安全確保の
  ため十分準備されることをお勧めします。

(6)首都ビエンチャン、ポンサワン、サムヌアを含むその他の地域
  :「十分注意してください。」

 (イ)上記(1)~(5)以外の地域においても、2003年以降首都ビエンチャン
   を含むラオス国内各地において、バス等の交通機関を標的とした襲撃
   事件、爆発事件が多発しています。
 (ロ)首都ビエンチャンにおいては、2003年8月、ビエンチャン中心部のバ
   スターミナルにおいて、ゴミ箱に仕掛けられた爆弾が爆発し多数の死
   傷者を出した事件を始め、2004年には、2月にパトゥーサイ(凱旋門)
   公園内、5月に市内中心部に位置する政府施設(女性連盟)前の路上、
   6月には大統領官邸付近、11月にはタイ・ラオス友好橋付近、2005年
   11月には、「タートルアン祭」会場付近において、それぞれ爆発事件が
   発生しています。
 (ハ)また、2005年4月には、白昼に銃などで武装した強盗団が貴金属店
   を襲撃し、店主が射殺される事件が発生しています。また、置き引き、
   侵入盗、ひったくりといった一般犯罪も引き続き増加傾向にあり、日
   本人も被害に巻き込まれています。
 (ニ)首都ビエンチャン以外の地域においても、過去にサイヤブリ県グア
   ンにおいて、国境検問所(タイ国境)に対する銃撃事件及び免税店に
   対する爆弾投てき事件が発生したほか、サバナケット県においてもバ
   ス強盗及び市場爆破事件が発生しています。
 (ホ)ラオス国内では国道等の主要幹線道路であっても、集落から隔絶さ
   れた山道になっている場所が多く、このような場所で襲撃事件が発生
   しています。また、これら山道においては、雨季になると至る所で土砂
   崩れや地面の陥没等が発生し、事故の原因となっているため、陸路
   で移動する際には経路の安全状況を十分に確認する必要があります。

   つきましては、これらの地域に渡航・滞在される方は、国内のどの地域
  においても人込みはできる限り避け、夜間の外出やバス等公共交通機
  関の利用は控える等十分に注意してください。

3.滞在に当たっての注意
  滞在中は、下記の事項に留意して行動し、危険を避けるようにしてくだ
 さい。また、外務省、在ラオス日本国大使館、現地関係機関等より最新の
 情報を入手するよう努めてください。また、一般犯罪、国内移動手段等の
 詳細については、<安全対策基礎データ>を参照してください。
(1)渡航者全般向けの注意事項
 (イ)外国人住居、ゲストハウスへの侵入・強盗事件が多発しており、けん
   銃を使用した犯罪も報告されています。住居、宿泊施設等の防犯設備
   を確認されることをお勧めします。
 (ロ)交通違反や犯罪を取り締まるために、治安当局による検問が各所で
   強化されており、身分証の確認も行われています。パスポート等の身
   分証は外出時には常に携帯し、また、紛失や盗難には十分注意してく
   ださい。
 (ハ)国内移動手段については、整備が不良な車両など必ずしも十分な安
   全性が確保されてはいません。
 (ニ)国内のバスターミナルやバス等の交通機関を狙った爆発事件、襲撃
   事件が発生しており、外国人も不測の事態に巻き込まれる可能性が排
   除されないので、十分な注意が必要です。
 (ホ)都市部では自動車、オートバイの交通量増加に伴い交通事故が頻発
   しており、日本人の被害も報告されています。交通事故には十分に注
   意してください。
 (ヘ)ラオスの医療水準は低いため、怪我や疾病に罹った場合は、隣国タ
   イなどへ移送され、高額の移送費及び治療費を請求されることがあり
   ます。旅行に際しては、事前に海外旅行保険に加入されることをお勧
   めします。

(2)観光旅行者向けの注意事項
 (イ)ラオスには、バックパッカーと呼ばれる旅行者が多く訪れています
   が、こうした個人旅行では、自分自身による安全確保が何より重要で
   す。渡航前に十分な情報収集を行い、旅行プランの安全性を確認して
   ください。また、現地で知り合った旅行者同士の情報交換は有益では
   ありますが、必ずその情報の真偽を確認するようにしてください。特
   に「人から聞いた話」といった伝聞情報に基づく行動は、時に大変危
   険な結果を招くことがあります。
 (ロ)ビエンチャンやルアンパバーン等の観光地でのひったくりや、ゲス
   トハウス等への侵入盗、長距離バス内でのスリや置き引き等の被害が
   発生しています。また「いかさま賭博」に誘われ、金品等を巻き上げ
   られる被害も発生しています。特に、見知らぬ人に安易に付いていく
   ことは、金銭的な被害のみならず誘拐の被害に遭う可能性もあります
   ので、これらの犯罪に巻き込まれないよう十分注意してください。
 (ハ)薬物、買春等については治安当局が取締りを強化しており、違反者
   には大変厳しい措置が採られます。外国人もその例外ではありませ
   ん。麻薬所持の最高刑は死刑となっており、外国人に対しても死刑判
   決が出されていますので、絶対に安易な気持ちで行動しないでくださ
   い。

(3)長期滞在者向けの注意事項
 (イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですの
   で、到着後遅滞なく在ラオス日本国大使館に「在留届」を提出してくだ
   さい。また、届出事項に変更が生じたとき又はラオスから去る(一時
   的な旅行を除く)ときは、その旨を届け出てください。
    なお、在留届の届出は、郵送、ファックスのほか、インターネット
   ( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができます。
 (ロ)外出の際には、身の周りの安全に十分注意してください。人込みに
   は極力近づかない、可能な限り夜間の外出は控える、高価なブランド
   品を身に着けない、自転車の前かごに不用意にバッグを入れない等、
   犯罪に巻き込まれないよう注意してください。
 (ハ)首都ビエンチャンを中心として侵入盗事件が多発しています。特に
   雨季は侵入盗事件が多発しています。自宅や滞在先の防犯状況を再
   点検し、十分な防犯措置を講じて犯罪に巻き込まれないよう注意して
   ください。門扉の金属装飾や外壁の鉄製忍び返し等を換金目的で窃取
   する事例も報告されているので注意が必要です。
 (ニ)携帯電話をお持ちの方は、緊急時に連絡が取れるよう常時携行して
   ください。また、外出時には家族や職場の同僚等必要な範囲内の人に
   行き先、帰宅予定時間を告げておく等、常に自身の所在を明確にする
   ようにしてください。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3678
 ○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
 ○在ラオス日本国大使館
  住所:Road Sisangvone, Vientiane, Lao People's Democratic
     Republic
  電話: (856-21) 41-4400~3
  FAX : (856-21) 41-4406

テーマ:渡航情報、危険情報 - ジャンル:海外情報

【2007/05/21 19:24 】 | アジア地域の渡航情報 ラオス
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