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イラク:治安情勢(2007/05/24)
1.イラクについては、北部のクルド地域(エルビル県、スレイマニア県
 及びドホーク県)
に対し「渡航の延期をお勧めします。」を、それ以外の
 全土
に対し「 退避を勧告 します。渡航は延期してください。」(退避勧告
 を発出するとともに、スポット情報において累次にわたり、テロ・誘拐の脅
 威について注意を促しています。イラクではこれまで、治安組織や米軍、
 民間人等に対する攻撃や外国人誘拐等が相次いで発生しており、また、
 テロ事件に巻き込まれる可能性があるだけではなく、邦人を含む外国人が
 テロ・誘拐等の直接の対象となっていることに十分留意が必要です。
  また、クルド地域は、これまでイラクの他の地域と比して安定していました
 が、5月9日付け及び15日付けスポット情報でお知らせしたとおり、5月9日に
 中心都市エルビルで約100人の死傷者を出す自爆テロ事件が、13日にエル
 ビル県と中部ニネヴァ県の県境に近い町で150人以上の死傷者を出す自爆
 テロ事件が発生するなど、同地域及び同地域とイラク中・南部との境界
 付近
においてもテロが増加傾向にあり、5月20日にもスレイマニアで小規模
 な爆弾の爆発事件が発生しています(下記2.(4)(ロ))。現在、同地域に対
 しては 退避勧告 を発出していませんが、テロ事件の頻発するイラク中部に
 隣接していること、またイラク全体の情勢が流動的であることから、今後も同
 地域においてテロ事件が発生する可能性は排除できず、これまで以上に注
 意する必要があります。
2.最近、イラクで発生した主な事件等は、報道によれば以下のとおりです。
 引き続きバグダッド市内及び周辺において大規模なテロ事件が発生してい
 るほか、これまで比較的安全とされてきた多国籍軍管理地域(インターナシ
 ョナルゾーン)への攻撃が増加傾向にあります。

(1)5月17日
 (イ)バグダッドで、米国テレビ局のバグダッド支局で働くイラク人ジャーナ
   リスト2人が、自動車で帰宅途中に武装集団の待ち伏せ攻撃を受けて、
   死亡しました。
 (ロ)バグダッド西部のジャマー地区にあるイスラム教スンニー派モスク
   付近で、武装集団が国民議会議長の兄弟1人を拉致しました。

(2)5月18日
 (イ)中部ヒッラ北方にある警察の検問所で、爆弾を仕掛けた自動車を運
   転する男が自爆し、3人が死亡、4人が負傷しました。
 (ロ)北部タミーム県キルクークとニネヴァ県モースルを結ぶ道路で、武装
   集団が複数のトラックを銃撃し、トラックの運転手3人が死亡しました。

(3)5月19日
 (イ)バグダッド中心部にある多国籍軍管理区域(インターナショナルゾー
   ン)で、迫撃砲弾又はロケット弾3発が着弾し、1人が負傷しました。
 (ロ)対イラン国境に近い村で、イラク治安部隊の制服を着用した武装集
   団の襲撃があり、クルド人住民少なくとも16人が死亡しました。
 (ハ)バグダッド西部のシュルタ・ラビア地区の市場で、自動車爆弾が爆
   発し、11人が死亡、20人が負傷しました。

(4)5月20日
 (イ)バグダッド西部のバイヤー地区で、地元紙の記者が同市内の親族の
   家を出た後に拉致され、数時間後に遺体で発見されました。
 (ロ)北部スレイマニアで爆弾が爆発し、民間人2人が負傷しました。

(5)5月21日
 (イ)中部バークーバ近郊の町付近で、自動車に分乗した武装集団が、イ
   スラム教シーア派の町ハーリスからバグダッドに向かっていたミニバ
   スを襲撃し、乗客7人が死亡、4人が負傷しました。
 (ロ)バグダッド西部のシュルタ・ラビア地区で、迫撃砲弾1発が着弾し、2人
   が死亡、15人が負傷しました。

(6)5月22日
 (イ)北部タミーム県キルクークで、この日までに、拉致されていたトルコ人
   運転手1人とイラク人1人の計2人の遺体が発見されました。
 (ロ)バグダッド南西部のシーア派地区で、2台の自動車爆弾が相次いで爆
   発し、少なくとも計33人が死亡、71人が負傷しました。
 (ハ)バグダッド北部のアーザミーヤ地区で迫撃砲攻撃があり、大学生ら
   5人が死亡、24人が負傷しました。

(7)5月23日
 (イ)中部ムサイブのバス停で、この日までに、自動車爆弾による自爆テ
   ロが発生し、民間人5人が死亡、15人が負傷しました。
 (ロ)中部ディヤーラ県マンダリのカフェで自爆テロが発生し、少なくとも
   20人が死亡、15人が負傷しました。

3.誘拐は現在も発生しており、今後もその脅威は高いと考えられます。最
 近でも、外国人を狙った誘拐事件が発生しています。これまでに発生した
 事件の犯行主体は、テロ活動を行う武装勢力に限らず様々です。また、犯
 罪組織の関与も疑われており、各所に内通者がいることも考えられます。
 誘拐を行う動機も一様ではありませんが、犯行がますます計画的かつ巧妙
 になる傾向にあります。例えば、警護があっても人数等で警護を圧倒し拉
 致が実行される例があるほか、武装集団が事務所や住居に侵入した上で
 誘拐する例もあります。

4.
(1)以上のとおり、依然としてテロ・誘拐等が各地で多発していることに十分
  留意し、イラクのうちクルド地域以外の地域に渡航することは、どのような
  目的であれ絶対に見合わせることを、また、クルド地域以外の地域に滞在
  されている方は、最新の情報の入手に努め、十分な警備措置を講じた上
  で直ちに同地域から退避されるよう改めて強く勧告します。

(2)また、クルド地域についても、どのような目的であれ渡航を延期するよう
  お勧めしますが、やむを得ず同地域に一時的に渡航される方は、十分な
  安全対策をとるほか、誤ってイラク中・南部に近づくことのないよう、また、
  イラク中・南部との境界付近に立ち入らないよう、現地事情に詳しいガイド
  などを雇用するようにしてください。また、テロの標的となりやすい政府関
  係機関に近づかないようにしてください。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
 ○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
 ○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2903
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
 ○在イラク日本国大使館
  電話: (873-761) 213234(衛星電話)
  FAX : (873-761) 213235(衛星電話回線)

テーマ:中東 - ジャンル:海外情報

【2007/05/24 01:33 】 | 中東地域の渡航情報 イラク
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