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中国に対する渡航情報(危険情報)の発出
チベット自治区
    :「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
青海省甘粛省及び四川省(アバ チベット族・羌(チャン)族自治州、
     甘孜(カンゼ)チベット族自治州、涼山彝(イ)族自治州)
    :「渡航の是非を検討してください。」(新規)
アフガニスタンとの国境付近
    :「渡航の是非を検討してください。」(継続)

                                → 地図1地図2地図3
1.概況

(1)チベット自治区では、2008年3月10日以降、僧侶などによるデモが相次ぎ、ラサ
  市内にある寺院周辺では3月14日、商店が放火されるなどの暴動が発生し、暴徒
  化した一部市民が商店・銀行等に対する投石、車両への放火、店舗の破壊等の
  行為に出たため、これに対し軍や武装警察が催涙弾等により応酬し、死傷者が
  出たとの情報があります。

(2)チベット自治区のラサ市で起きた騒乱は、周辺の青海、四川、甘粛の各省にあ
  るチベット族自治州にも波及して、デモや暴動が発生し、死傷者が出たほか、
  政府機関の建物や店舗が放火されるなどの被害が出たとの情報があります。

(3)ラサ市内の抗議行動は沈静化した模様ですが、中国当局は治安部隊を派遣
  して治安の維持と暴動に関わった当事者の摘発に当たっている他、周辺各省
  のチベット族自治州でも厳重な警戒態勢を敷いていると報じられています。

(4)アフガニスタンとの国境付近は、アフガニスタンの不安定な国内情勢の影響を
  受け、治安が不安定です。
2.地域情勢

(1)チベット自治区
  :「渡航の延期をお勧めします。」

 (イ)チベット自治区では、3月10日以降僧侶などによるデモが相次ぎ、14日昼
   以降、一部の者が現地公安当局の建物に対し投石したり、公安関係者を
   棍棒で殴打するなど暴徒化しました。また、大昭寺付近の広場では、数百
   人のデモ隊が暴徒化して火を放ち、火災が発生したり、商店街を襲撃して
   略奪行為が行われた模様です。
 (ロ)14日午後には、暴徒化した一部の市民が商店・銀行に対する投石、車両
   への放火、店舗の破壊等の行為に出たため、これに対し軍や武装警察が
   催涙弾等を使って応酬し、多数の死傷者が出たとの情報があります。同日
   夜には、市街中心部のあちこちで火の手が上がり、車両が放火されたり、
   店舗が破壊され、道路を歩けない状況になりました。
 (ハ)この暴動によって、中国国営の新華社通信は、チベット自治区当局の話
   として、19人が死亡した旨伝えています。一方で一部には少なくとも80人
   が死傷したとの報道もあります。また、20日、ラサ市人民検察院は、暴動
   に関わったとして24人を逮捕したと発表したほか、21日までに暴動に参加
   した183人が警察に出頭したことが報じられています。
 (ニ)その後、ラサ市内の状況はおおむね沈静化している模様ですが、軽戦車
   や装甲兵員輸送車、トラックが市内中心部をパトロールしており、旧市街
   では軍と公安関係者が警戒に当たっているほか、暴動に関与したとされる
   チベット族住民の摘発を行っています。また、住民には外出禁止令が出さ
   れている模様です。
 (ホ)チベット自治区ラサ市での騒動を受けて、同自治区への旅行の拠点と
   なっている成都(四川省)から同自治区内への外国人旅行者の入境
   ができなくなっており、同自治区へ入るための許可証が差し止めら
   れている模様
です。
   つきましては、同自治区への渡航に関しては、目的のいかんを問わず延期
   することをお勧めします。

(2)青海省甘粛省及び四川省(アバ チベット族・羌族自治州、甘孜チベット
   族自治州、涼山彝族自治州)
  :「渡航の是非を検討してください。」

 (イ)チベット自治区ラサ市では、3月14日に僧侶を含む市民と当局との間で
   衝突が発生し、死傷者が出る等情勢が悪化しましたが、このような情勢の
   悪化は、チベット自治区周辺の青海省、甘粛省及び四川省のチベット族
   自治州にも波及し、各地で以下のような事件が発生したとの報道があり
   ます。

   ・3月15日に甘粛省甘南チベット族自治州において「チベット独立」のスロー
    ガンを叫ぶ暴徒が政府庁舎を襲撃したほか、断続的にデモや暴動が発生
    し、政府機関の建物や店舗等が放火されるなどの被害が出た。
    (23日付けの新華社は、同自治州での暴動に関し、警察官など94人が負
    傷した旨報道。)
   ・3月16日に四川省アバ チベット族・羌族自治州のアバ県では、チベット
    寺院の僧侶らがデモ行進を行ったほか、チベット人による警察署や店舗の
    襲撃、車両への放火が行われ、治安部隊との衝突により、死傷者が出た。
    (23日付けの新華社では、沈静化したとの報道もあり。)
   ・3月23日、青海省黄南省チベット族自治州で、チベット族の住民約800人
    によるデモが発生したが、治安部隊により鎮圧された。
   ・3月24日、四川省甘孜チベット族自治州で武装警察部隊が襲撃され、武装
    警察官1人が死亡、数人が負傷した。
 (ロ)3月20日、中国外交部のスポークスマンは、四川省及び甘粛省の安全性
   に関する質問に答える形で、「外国人観光客の安全を確保するため、外国
   人がこれらの場所に行かないことをお勧めしたい。」旨述べています。
 (ハ)また、3月21日付の四川省政府外事弁公室の通知によれば、外国人旅行
   者の安全を確保するため、四川省のチベット区域(九寨溝黄龍等観光地
   を含むアバ チベット族・羌族自治州および甘孜チベット族自治州)は、現在
   一時的に外国人旅行者を受け入れていないとのことです。
 (ニ)青海省、甘粛省及び四川省のアバ チベット族・羌族自治州、甘孜チベット
   族自治州、涼山彝族自治州の特にチベット族が多く居住する地域において
   は、デモや暴動が発生しており、治安部隊との衝突などにより治安情勢が
   悪化していることから、これらの地域を「渡航の是非を検討してください。」に
   引き上げます。これらの地域に渡航・滞在を予定されている方は、渡航の
   是非を含め、自らの安全につき真剣に検討を行い、渡航する場合には、デモ
   や騒動が起きている危険地域には決して立ち入らず、現地の最新情報を
   入手する等、十分な安全対策を講じてください。

(3)アフガニスタンとの国境付近
  :「渡航の是非を検討してください。」

   アフガニスタン国内の不安定な治安情勢が同国と隣接する地域に影響を
  及ぼす可能性がありますので、同国との国境付近については、渡航の是非
  を含め、自らの安全につき真剣に検討されることをお勧めします。
  (アフガニスタンについては、別途「危険情報」が発出されています。)

3.滞在に当たっての注意事項

  デモや騒擾が発生している場合、(イ)興味本位でデモや署名・抗議活動の
 開催地、又はその可能性のありそうな場所には近づかない、(ロ)身辺に危険
 を感じた場合には、速やかに安全な場所に避難する、(ハ)万一、トラブルに
 巻き込まれた場合には、安全な場所まで避難してから支援を求める等を心掛
 けてください。
  また、チベット自治区及びその周辺地域は大使館のある北京から遠距離で
 あることに加え、今回のラサ市での暴動をめぐり、邦人保護を目的とした日本
 大使館員のラサ入りを中国政府が許可しなかった
経緯もあり、事件・事故
 が発生した場合の迅速な対応が困難な状況にあることにも御留意ください。


テーマ:中国 - ジャンル:海外情報

【2008/03/28 17:48 】 | アジア地域の渡航情報 中国
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