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ナイジェリアに対する渡航情報(危険情報)の発出
リバース州ポートハーコート市
    :「 退避を勧告 します。渡航は延期してください。」(引き上げ)
リバース州(ポートハーコート市を除く)、バイエルサ州及びデルタ州
    :「渡航の延期をお勧めします。」(特に組織的かつ十分な安全対
     策をとることができない方は、同地域からの退避をお勧めします。)(継続)
アクアイボム州の沿岸部
    :「渡航の延期をお勧めします。」(継続)
エキティ州
    :「渡航の是非を検討してください。」(引き下げ)
●その他の地域
    :「渡航の是非を検討してください。」(継続)

                                        → 地図


1.概況


南部の河川域に広がる石油産出地帯(ナイジャーデルタ地域)及びその周辺の州においては、2007年に入り外資系石油企業社員だけでなく外国人労働者や一般外国人をも対象とする誘拐事件が頻発しており、7月末現在で45件159人(うち4人は死亡)の外国人が誘拐されています。同地域の中でも、特にリバース州、バイエルサ州及びデルタ州の3州に対しては、既に英国及び豪州がそれぞれの自国民に対して同地域から退避するよう勧告を出しています。同3州における外国人を対象とした誘拐事件は41件に上り、既に昨年1年間の約2倍(報道によれば、昨年は約75人)に当たる148人の外国人が被害に遭っています。その他の地域においても、武装強盗、殺人、強姦、詐欺等の一般犯罪が増加の一途をたどっています。

また、H5N1型鳥インフルエンザのトリへの感染が25州で確認されているほか、1月にはラゴスでヒトへの感染例が確認されています。

2.地域情勢
(1)リバース州ポートハーコート市

  :「 退避を勧告 します。渡航は延期してください。」

(イ)南部リバース州の州都であるポートハーコート市では、従来から武装勢力による外資系石油企業社員の誘拐や、車両爆破事件、政治的抗争事件、強盗・殺人事件等が繰り返し発生しています。特に、最近では、外国人を狙った身代金目的での誘拐事件が頻発しており、特に7月に発生した外国人を狙った主な事件は次のとおりです。

  (a)7月1日、ポートハーコート市においてシリア人1人が誘拐されました。
  (b)同月5日、同市において3歳の英国人女児1人が誘拐されました。
  (c)同月20日、同市内において、レバノン人1人が誘拐の途中で殺害されました。
  (d)同月24日、同市訪問中の米国人教授が銃撃を受け、負傷しました。

(ロ)この州都での誘拐は、時間や場所等を選ばず無差別に行われているため、国籍にかかわらず外国人であるという理由だけで誘拐事件等に巻き込まれる危険性が高くなっています。さらに、ナイジェリア政府の警察と軍による武装勢力の取締りの結果、市民に犠牲者が発生する事件も起きており、今後もそうした実力行使が続くことが予想されるため、巻き添えとなるおそれがあります。

(ハ)上記のとおり、現在、リバース州ポートハーコート市は極めて危険な状況にあるため、同市に渡航することはどのような目的であれ絶対に見合わせること、同市に滞在されている方は、最新の情報の入手に努め、十分な警備措置を講じた上で直ちに同市から退避されるよう改めて強く勧告します。


(2)リバース州(ポートハーコート市を除く)、バイエルサ州及びデルタ州

  :「渡航の延期をお勧めします。」
   (特に組織的かつ十分な安全対策をとることができない方は、
    同地域からの退避をお勧めします。)

(イ)リバース州、バイエルサ州及びデルタ州においては、2007年に入り外国人を対象とした誘拐事件が連日のように発生しており、その件数も7月末現在41件で、欧米、アジアなど25ヵ国(米国、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、オーストラリア、オランダ、ベルギー、クロアチア、セルビア、ギリシャ、ブルガリア、ルーマニア、ポーランド、ベラルーシ、中国、韓国、フィリピン、レバノン、インド、トルコ、パキスタン、チリ、南アフリカ)延べ148人が誘拐されています。誘拐の目的は身代金目的や政治的要求で、犯行を行う武装集団の存在も100前後を数えると言われており、これらの集団が外国人を標的として誘拐事件を起こしています。その手口も軍隊以上に統率が取れ、軍と同様の武器を所持した集団がダイナマイトや手榴弾を使用して外国人が居住する住居の塀を破壊し、場合によっては機関銃等の重火器で警備員を射殺して連れ去るものであり、同地域における外国人の安全確保は極めて困難な状態となっています。

同地域においては、6月から7月にかけて以下のとおり6件20人の外国人が誘拐されています。

  (a)6月13日、バイエルサ州においてポーランド人1人が誘拐された。
  (b)同月15日、デルタ州において中国人3人、ポーランド人1人が誘拐さ
    れた。
  (c)同月同日、同州においてインド人2人が誘拐された。
  (d)7月4日、リバース州において、豪州人、ベネズエラ人、レバノン人
    各1人、ニュージーランド人2人が誘拐された。
  (e)同月31日、リバース州において、パキスタン人1人が誘拐された。

(ロ)この地域での誘拐は、従来の外資系石油企業社員を対象としたものから、他の業種の外国人労働者や一般外国人をも標的とする傾向にあり、国籍にかかわらず外国人であるという理由だけで誘拐事件等に巻き込まれる危険性が極めて高くなっています。また、武装集団による襲撃の際には治安部隊との衝突が発生し、これらの銃撃戦に巻き込まれる可能性も排除できません。
つきましては、リバース州(ポートハーコート市を除く)、バイエルサ州及びデルタ州に対しては、いかなる目的であれ渡航を延期してください。また、組織的かつ十分な安全対策をとることができない方は、同地域からの退避をお勧めします。


(3)アクワ・イボム州の沿岸部

  :「渡航の延期をお勧めします。」

アクワ・イボム州の沿岸部においても武装集団による外国人を対象とした誘拐事件が発生しているため、いかなる目的であれ渡航を延期することを強く勧告します。やむを得ない事情により同地域に渡航・滞在する場合には、危険情報・スポット情報の内容に十分留意し、最新の治安関連情報の入手に努めるとともに、石油関連施設等誘拐・テロの標的となる可能性のある場所を避け、十分な安全対策を講じ、自らの安全確保に注意を払ってください。

同州では、2007年には以下の誘拐事件が発生しています。
 ・ 6月3日、同州においてロシア人6人が誘拐された。


(4)その他の地域
 
  :「渡航の是非を検討してください。」

(イ)首都アブジャ
首都アブジャは、都市部の急激な人口増加とともに貧困層が拡大したことに起因して、地域を問わず、住宅、車両を狙った武装強盗事件が頻発するなど治安が急速に悪化しています。

  (a)マイタマ及びアソコロ地区
    ナイジェリア政府機関、外交団及び国際機関のほとんどが所在する同地区に
    おいても、武装強盗事件が後を絶たず、外交団の被害が急増しています。
  (b)ウセ及びガルキ地区
    マイタマ地区に隣接する同地区でも、昼夜を問わず、住宅、車両を狙った武装
    強盗が頻発し治安が急速に悪化しています。
  (c)アブジャ中心部から空港に向かう幹線道路
    幹線道路近くで武装強盗事件が頻発しています。また、航空機の離発着の
    関係から早朝や夜間になる空港送迎の外交団が狙われ、車両が銃撃される
    事件も頻発しています。
  (d)アブジャ郊外
    アブジャ郊外のスレジャ、グワグワラダ、ニャニャ、ウシャバ、ドゥツェ・アルハ
    ジ、ドゥツェ・コロ、パーペ、タシャ、イドオゥ、カリム、マブシ、カル、ジクイにつ
    いても武装強盗事件を始めとする犯罪が多発しているほか、都市計画による
    住民の強制移動により住む家を失った人々による犯罪の増加が懸念されます。

(ロ)ラゴス州
ラゴス州では、首都アブジャ同様に侵入強盗や車両強盗等の凶悪犯罪が多発しているほか、エリアボーイ(愚連隊)と呼ばれる若者の集団が暴徒化する事件も発生しています。外国人が多数居住するイコイ地区や在ラゴス出張駐在官事務所のあるビクトリア島地区等、これまで比較的安全とされてきた地区でも治安が急速に悪化し、外国人を狙った武装強盗事件等が頻発しています。特にイケジャ地区、ムシン地区、ヤーバ地区、アパパ地区、アジェグンレ地区、イジョラ地区、オショディ地区及びマイルII地区は武装強盗事件や暴動事件等が頻発し劣悪な治安状況が続いていることから、極力立ち入らないようにしてください。

(ハ)アナンブラ州
アナンブラ州では、3月17日に中国人2人が誘拐されて、1月にもナイジェリア人実業家が誘拐されています。また、6月14日は4月に実施された選挙が無効であるとの最高裁判決が出て現州知事が勝訴したことにより、今後、同判決を不服とする反対派支持者達による政治暴力事件が発生する可能性がありますので、政府関連施設周辺及び政治的集会においては十分な警戒が必要です。さらに、同州では従来から地元武装集団が警察署を襲撃するなど治安機関との抗争が続いているほか、強盗、殺人、強姦といった一般凶悪犯罪も頻発しています。同州においても、滞在中には十分な安全対策を講じ、自らの安全確保に十分な注意を払う必要があります。

(ニ)プラトー州
プラトー州では、従来から利権を巡る住民間の抗争や異教徒同士の争いが発生し易い土壌であり、これらは些細なことが発端となって大規模な暴動、騒擾事件に発展する傾向があるため引き続き十分な警戒が必要です。

(ホ)イモ州
イモ州では、2月6日にフィリピン人1人が誘拐されました。また、強盗、殺人、強姦といった一般凶悪犯罪も頻発していることから十分な安全対策を講じ、自らの安全確保に十分な注意を払う必要があります。

(ヘ)エキティ州
南西部のエキティ州では、2006年10月から同州政府内の混乱のため、連邦政府による非常事態宣言が発出されていましたが、4月に実施された選挙後には同宣言も解除され、特段の混乱も見受けられないことから同州に対する危険カテゴリーを「渡航の延期をお勧めします。」から「渡航の是非を検討してください。」に引き下げます。

(ト)オシュン州
オシュン州では、4月の選挙後も政治暴力とみられる事件が散発しており、6月14日には、同州の庁舎前において車両に仕掛けられた爆弾が爆発する事件がありました。同州においては、今後も同様の事件が発生する可能性がありますので、十分な警戒が必要です。

(チ)ボルノ州
北部のボルノ州では、6月現在麻疹(はしか)の流行がみられています。この地域では、毎年乾期の終わりに流行することが知られていますが、今年は400人以上の小児が感染し、60人以上が死亡したと報告されています。麻疹は、感染力が非常に強いので、麻疹に対する免疫のない方がこの地域に入る場合はワクチンの接種をお勧めします。

(リ)その他の州
国内全域に武装勢力、強盗団、エリアボーイが多数存在し、様々な理由から武装集団間の衝突や警察や軍との衝突が発生し、時には大規模な騒動事件や暴動事件に発展しています。ナイジェリアには、言語、宗教、風俗を異にする約250の民族グループが存在し、地域民族間対立(北部ハウサ・フラニ人、南西部ヨルバ人、南東部イボ人)、宗教対立(北部イスラム教徒と南部キリスト教徒)等も散発しています。騒動は些細なことから拡大し、時として多数の死傷者が出る場合もあります。

また、隣接するカメルーンとの国境に位置するバカシ半島(ナイジェリアはクロスリバー州としている。」の領有権を巡りナイジェリアとカメルーンは長い間争っていましたが、2006年8月、国連の裁定を受けてナイジェリア軍は同半島から撤退しました。現在ナイジェリア政府は同地域からの帰還住民に対する支援を進めていますが、一部ではこれに反発する地元の若者らが抗議行動を行うなど、根本的な解決には至っておらず、依然として不安定な状態が続いています。

このような治安情勢の下、十分な安全対策を講じないまま同地域に渡航・滞在した場合、テロ、誘拐、事件、事故等不測の事態に巻き込まれる可能性も排除できません。このため、上記地域への渡航・滞在を予定されている方は、渡航の是非を含め自らの安全につき真剣に検討され、渡航する場合には安全確保のため十分準備するようお勧めします。



「3.滞在に当たっての注意」以下は、外務省海外安全ホームページをご覧ください。

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【2007/08/07 18:28 】 | アフリカ地域の渡航情報 ナイジェリア
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