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ベラルーシに対する渡航情報(危険情報)の発出
●ベラルーシ南東部
    :「十分注意してください。」(継続)


1.概況
(1)治安は他のCIS(独立国家共同体)諸国と比較すると良好な状態にあり
  ます。

(2)しかし、ベラルーシでは近年犯罪率が上昇する傾向にあり、スリや万
  引き、詐欺等には常日頃から十分注意しておかなければなりません。最
  近では、組織的な犯罪も増加傾向にあり、特にスキンヘッド・グループ
  による外国人に対する暴行事件も発生しています。

(3)2006年3月19日の大統領選挙後、ベラルーシでは野党勢力の動きが活発
  になり、集会やデモが行われていますが、不測の事態を避けるため、集会
  やデモに興味本位で参加したり、近づいたりすることは控えてください。


(4)南東部は1986年に起こったチェルノブイリ原子力発電所事故による
  放射能汚染の影響が深刻な地域があります。

2.地域情勢
(1)南東部
  :「十分注意してください。
   1986年、隣国ウクライナ(当時、ソ連邦)のチェルノブイリ(ウクライナ・ベ
  ラルーシ国境より10Km)で発生した原子力発電所事故の際、風向きの影
  響で放射能汚染物質の約70%がベラルーシに流されました。事故から
  20年を経た現在でも放射能汚染の影響は深刻
で、チェルノブイリ原発
  に近い南東部の一部には、強制退去地域に指定されている地域や放射
  能値が1平方キロメートル当たり15キュリー以上(自然界での放射能値は通
  常1平方キロメートル当たり1キュリー以下)の地域があり、人体に放射能
  被害を与える危険性があります
ので、同地域に渡航・滞在を予定されて
  いる方は、健康管理や食物に十分注意してください。

(2)その他の地域
   上記(1)以外の地域には危険情報は発出されていませんが、2005年
  9月14日及び22日にビテプスク市(ベラルーシ北東部)で爆発があり、
  22日の爆発では42人が負傷する事態が起こりました。政府はテロの可能
  性を否定しているものの、2件ともベラルーシ人民解放軍という犯罪組織
  が犯行声明を出しており、テロの可能性も排除できません。このため、
  警備の手薄な地方へ渡航される方は、このような事件に巻き込まれない
  よう注意してください。

3.滞在にあたっての注意
  滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにして
 ください。また、外務省、在ベラルーシ日本国大使館、現地関係機関等か
 ら最新情報を入手するよう努めてください。
(1)渡航者全般向けの注意
 (イ)ベラルーシに入国するにはビザが必要です。日本又は各国にあるベ
   ラルーシ大使館においてビザを取得してください。ベラルーシに入国
   する場合、1日あたり約15米ドルに滞在日数を乗じた金額、トラン
   ジットの場合は約68米ドル以上の金額を所持している必要がありま
   す。また、自動車でトランジットとしてベラルーシに入国する場合
   は、指定された国際ルート以外の通行は認められません。
 (ロ)ベラルーシに72時間以上滞在する場合には、入国後72時間以内
   に各地に点在するオビール(外国人在留登録所)において在留登
   録を行う必要があります。
登録を行っていない場合、不法入国の疑い
   で連行される可能性がある上、空港で出国を許されないなどトラブルの
   原因となりますので、十分注意してください。登録の際には本人と身元
   保証人のパスポートがそれぞれ必要となります。登録料金は、3か月未
   満の滞在で12,750ベラルーシ・ルーブル(約6米ドル)、3か月以上の滞
   在では76,500ベラルーシ・ルーブル(約36米ドル)となっています。
   ただし、ホテルに滞在する場合は、ホテルが身元保証人となって登録
   を代行しますので問題ありません。また、年間を通じ90日以上滞在す
   る場合は、内務省から短期居住許可証を取得する必要があります。
 (ハ)ベラルーシでは、身分証明書の携行が義務付けられていますので、
   常にパスポートを携行するようにしてください。滞在中、警察官等か
   ら提示を要求された際に、身分証明書を携行していない場合、不法入
   国等の疑いで警察署等へ連行される可能性がありますので注意が必要
   です。
 (ニ)ベラルーシ入国の際に、空港等で保険に加入する義務があります。
   滞在日数に応じて保険料が設定されており、現在7日間の滞在で7米ド
   ルとなっています。この保険は国内保険という考え方であるため、事
   前に海外旅行傷害保険に加入している場合でも、すべての外国人はベ
   ラルーシの保険に加入しなければなりません。
 (ホ)2006年11月より出入国カードが導入されました。入国審査に当たっ
   て、記載した出入国カードを提出してください。出国部分は返却され
   るので、出国まで無くさないよう保管してください。
 (ヘ)1万米ドル相当額以上の現金をベラルーシ国内に持ち込む場合は、税
   関申告書に金額を明記し、空港内の赤ゾーン(申告)で必ず申告して
   ください。出国の際に税関未申告が明らかになった場合、全額没収の
   可能性があります。1リットルを超えるアルコールや、20本を超える
   タバコ等は関税の対象となります。
 (ト)ベラルーシ国際空港は、現在滑走路工事(工事終了日は未定)のた
   め、毎週土曜日に閉鎖しています。このため土曜日発着のフライトは
   すべて欠航しています。
 (チ)食料品の残留放射能については、ベラルーシの調査機関が危険性の
   有無を厳しく検査しています。そのため、現在では一般生活において
   過度に健康への影響を心配する必要はありません。しかし、市場の周
   りなどで個人が売っている出所の分からない食品については注意が必
   要です。

(2)観光旅行者向けの注意事項
 (イ)公用語はベラルーシ語とロシア語となっていますが、一般に使う言
   葉としてはロシア語が定着しています。地下鉄や道路標識等はベラ
   ルーシ語で表示されています。最近ではホテル等で英語が通じるとこ
   ろも増えつつありますが、市場や商店等ではほとんど英語は通じませ
   ん。
 (ロ)公共交通機関やエレベーター等、他人と密着せざるをえない場所で
   は特に荷物や所持金に注意を払うことが必要です。比較的治安は良好
   とはいえ、アジア人は町中でも目立ちやすいことを念頭に置いて行動
   してください。日本人がスキンヘッド・グループなどの組織的な犯罪
   組織の被害に遭ったとの報告はありませんが、怪しいグループを見か
   けた際は、目を合わさない、極力近寄らないなどの注意が必要です。
 (ハ)通貨はベラルーシ・ルーブルで、現在のレートは1米ドル=2,130ベ
   ラルーシ・ルーブルとなっています。ホテルやデパート等に多くの両
   替所が設置されていますので、そこで米ドルやユーロから両替するの
   が一般的です。また、市内各所に設置されているATMから、VISA、
   Masterカードなどで現地通貨を引き出すことも可能です。トラベラー
   ズチェックの認知度も広がりつつあり、銀行で換金することが可能と
   なっています。ミンスク市内には日本円を両替可能な銀行もあります
   が、為替レートはよくありません。また、首都以外の地方都市におけ
   る日本円からの両替はほぼ不可能です。
 (ニ)近代的な医療設備の整った病院は少ないため、ベラルーシで十分な
   治療を受けることは期待できません。持病のある人はもちろんのこと、
   健康な人であっても、下痢止めや胃腸薬等を用意した方がよいでしょう。
   また、念のため、出国前に緊急救援アシスタントサービスが付加されて
   いる海外旅行傷害保険に加入しておくようおすすめします。
 (ホ)衛生上水道水はほとんど問題ありませんが、飲料には適していない
   ので、フィルターを通して飲むか、市販のミネラルウォーターを購入され
   るようおすすめします。また、ミンスク郊外にある井戸水は不衛生なので
   飲まないよう気をつけてください。

(3)長期滞在者向けの注意事項
 (イ)現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などに必要ですの
   で、到着後遅滞なく在ベラルーシ日本国大使館に在留届を提出してく
   ださい。また、住所その他の届出事項に変更が生じたとき又はベラ
   ルーシを去る(一時的な旅行を除く)ときは、必ずその旨を届け出て
   ください。なお、在留届の届出は、郵送、FAXのほか、インターネッ
   ト( http://www.ezairyu.mofa.go.jp/ )によっても行うことができ
   ます。
 (ロ)常に連絡できる体制を維持し、非常事態時に速やかな行動をとれる
   よう日頃から配慮しておいてください。
 (ハ)不測の事態が発生した場合は、すぐに在ベラルーシ日本大使館に連
   絡するようにしてください。


(問い合わせ先)
 ○外務省領事局海外邦人安全課
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
 ○外務省海外安全相談センター
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
 ○外務省 海外安全ホームページ: http://www.mofa.go.jp/anzen/
 ○在ベラルーシ日本国大使館
  住所:Pr. Pobediteley 23/1, 8th floor, 220004, Minsk,
     Republic of Belarus
  電話: (375-17) 2036233
  FAX : (375-17) 2112169
【2006/12/28 20:06 】 | 欧州地域の渡航情報 ベラルーシ
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